糖尿病の方の歯科治療
歯周病とは、歯や、歯と歯肉の間の隙間にプラーク(細菌の塊)が入り込み、歯の周りの組織を破壊していく病気で、歯周病細菌による感染症です。歯周病は単なる口の中だけの問題ではなく、歯周病細菌が血液の中に侵入することにより、全身へ影響を及ぼします。その全身への影響のひとつに、糖尿病があります。歯周病は、腎症・網膜症・神経障害といった糖尿病合併症の中で、「第6番目の合併症」として位置づけられています。
糖尿病患者さんは健康な人に比べて2~3倍歯周病がより重症化しやすい。
歯周病が重症化している人ほど血糖コントロールが悪くなり、心疾患や腎疾患が悪化しやすい。
糖尿病患者さんが歯周病を治療するとHbA1cが改善する。
以上のことから、当院では、歯科医師、歯科衛生士が、患者さまが通院している医療機関と連携をとりながら、糖尿病の患者様の歯周病治療を行っております。