抜歯後の注意事項

抜歯後の注意事項

こんにちは。大月歯科です。

秋が深まり、朝晩ますます冷え込むようになりました。
そろそろ温かいドリンクが恋しい時期ですね。
コーヒーや紅茶を飲みたいけれど、歯の着色汚れが心配という方は、飲んだ後に「口をすすぐ」「歯を磨く」といったケアがおすすめです。温かいドリンクでほっと一息つきながら寒暖差に負けずに元気に過ごしましょう。

さてお口のケアといえば、正しい歯磨きやうがいの仕方といった基本的なセルフケアについては、学校で教わった方も多いことでしょう。しかし歯医者で怖がられる治療の代名詞「抜歯」後の注意点やケアについては、ご存知ない方が大半なのではないでしょうか。

  「治療した後も長い期間、ズキズキと痛みが続くのでは…」といったネガティブなイメージが付きまとう抜歯も、事前に注意点などの知識を深めておけば、恐怖感を和らげることが可能です。

 

そこで今回のブログでは、抜歯後の注意点についてまとめてみました。

  ・「うがい」のしすぎに気をつける
抜歯後2日ほどの間は患部から出血し、口腔内で血の味がして気になるかもしれません。しかし、過剰なうがいは次の項目で解説する「ドライソケット」を防ぐためにも、禁物です。
うがいの回数やタイミング、マウスウォッシュが処方された場合はその使い方も治療後に担当医からアドバイスされるはずなので、指示を守りましょう。

  ・お薬は決められた量、決められたタイミングで飲む
抜歯後に痛み止めや抗生剤が処方されることがあります。
お薬は説明された通り飲みましょう。
服用を忘れがちな方は、スマートフォンのタイマー機能などを活用するのがおすすめです。

  ・飲酒、激しい運動、長風呂はひかえる
これらの行為は体内の血流を促進します。
血流が良くなると、出血や痛みを誘発します。
抜歯直後は控えましょう。

  ・傷口を舐めたり触ったりしない
傷口が痛むと、気になって触れてしまいたくなるものです。
しかし感染症を引き起こしたり、かさぶたが取れたりしてしまう可能性があるため触らないようにしましょう。

  ・過剰なアイシングにも注意
氷などでアイシングをしすぎると、血液が固まって傷の治りを遅らせてしまうことがあります。
「タオルで冷却材を巻き付けて寝る」など、過度なアイシングには注意しましょう。

  以上、抜歯後の注意点について簡単にまとめてみました。

最後に、関連して起こりうる「ドライソケット」と呼ばれる症状について解説します。

ドライソケットは、歯を抜いた箇所の骨が露出してしまった状態のことです。
抜歯した後、普通なら血の塊ができて歯茎の穴を塞いでくれます。
しかし必要以上のうがいや、歯ブラシ・舌・指などで患部を触ってしまうことで血の塊が剥がれ、ドライソケットになってしまいます。飲酒など血行を良くする行為や、逆に血行を悪くする喫煙などの行為によっても誘発されます。
ドライソケットになると強い痛みを感じ、時には骨の炎症を引き起こすケースもあります。ドライソケットを誘発する行為には注意し、抜歯後は安静に過ごしましょう。
 











当院では、治療を受けられた患者様には注意点やセルフケアなどについて丁寧に説明をさせていただいております。
心配なことや気になることがございましたら、遠慮せずお声がけください。

  大月歯科
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